卒業後、某カーディーラーの営業職として15年間勤務してきましたが、結婚、出産を機に退職。その後、再就職するにあたり「介護」という職は一切考えてなかったのですが、超高齢者社会に向け人手不足が深刻化している介護業界、無資格者である私に出来るわけがない・・・と半信半疑で飛び込みました。入社後、人材派遣を行っている部署に配属、福祉営業部を経て初の介護現場に異動となりました。しかも管理職として・・・。当初は仕事内容と言うより人間関係で嫌なこともありましたが、介護スタッフの皆さんは、現場経験のない私に介護技術、コミュニケーション技術等親切丁寧に教えてくれました。

　現在は管理者として主に施設の運営管理、外部関係機関との連絡調整等を行っています。

　当然、管理者として売上や利益管理も大事な職務と考えていますが、私は何よりも職場の雰囲気を一番に考えています。スタッフ一人一人が働きやすく且つ楽しめる職場となるよう管理者としての働き方、スタッフへの接し方に工夫しています。風通しが良く新人のスタッフも早く現場になれるよう一人一人への声掛けを大切に、常に管理者としてスタッフファーストの姿勢でいることが私の最大の役目だと考えています。介護職は大変だというイメージを持たれる方も多いかと思いますが、当施設は明るく賑やかで毎日、大勢のご利用者様と様々な活動を通し楽しんでいる魅力的な施設です。

　私はグループホームおしあげで介護職員として働いています。リボーンという会社は、糸魚川、上越、妙高の3市にわたって様々な福祉サービスを展開しています。その中で私が働いているグループホームでは、残存機能の維持を主とした自立支援を目的とし、その一環として日常の家事をご利用者様と共に行います。食事は毎食ごとに一緒に調理し、ご利用者様の状態に合わせて、出来ることをしてもらっています。自立支援の取り組みは一日の仕事の中では成果を感じることは難しく、時にはもどかしく感じてしまうことや、どうしたらうまく行えるか悩んでしまうこともありますが、継続して行ったり、工夫して取り組むことでご利用者様が楽しそうにしている姿を見ることが出来たり、衰えていた能力が徐々に回復してきていることを実感できた時に、やっていてよかったという達成感があります。仕事をしていく上で心がけていることは、ご利用者様と信頼関係を築くことができ、安心感を持っていただけるように、笑顔を絶やさず接することです。

　この会社には契約社員として採用していただきました。それから一年半が経ち、ご利用者様から感謝の言葉を貰えるすごくやりがいのある仕事で、この仕事を長く続けたいと思い、正社員登用試験を受けました。介護の仕事は、ご利用者様にコミュニケーションや介護技術を通して元気になる喜びや、安心感を与えることができ、時にはスタッフが感謝の言葉をいただき嬉しい気持ちになれる、そんなやりがいを持てる仕事だと思います。

　私の仕事場は一時預かりを専門とした保育園です。

　一時預かりとは、保護者様の仕事や急な用事、また、通常の保育園の時間帯では預けられないお仕事をされている方、子育てのストレスからリフレッシュしたい方などのニーズにお応えする保育サービスです。時には宿泊していくこともあります。共働きやストレスを抱える方が多い今の時代にとてもニーズのある仕事だと感じています。

　普通の保育園と違い、毎日決まった子どもが登園してくる訳ではありません。ですので不安から泣いてしまったり、生活リズムがそれぞれ違ったりと難しい事も多いですが、日々様々な子どもたちと関わることができるのはこの仕事ならではの魅力だと思います。

　男性保育士はまだまだ少なく、女性の多い職場です。特に小さい子どもが多く利用するこの園では、女性の持つ子どもへの包容力や繊細な気付き等が大切になり、自分では至らないと落ち込むこともあります。ですが、逆に体を使った遊びやゲーム等、男性保育士ならではの体験を子どもにさせたいと心がけています。

　リボーンは男性保育士も他と比べ多く在籍しており、男性でもとても働きやすい会社です。